尾鉄廃線跡を歩く7


花坂〜遊園地前(1.3キロ)

 

 花坂の駅跡は全くなかったが、ここでも神社の場所(写真左手)によって、とりあえず場所の確認ができた。しかし時間がすでに午後6:30頃だったのと、場所自体が薄暗かったので、写真が少しブレてしまった。これではカメラマン失格かな?(笑)三脚があれば何とかなったけど、プライベートな写真なのでそこまでのクオイリティは必要ないかな?などと考える。ちなみに私は、この日の為にカメラを新調した。ニコンF5「50周年記念モデル」&AiAF NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6Dである。ちなみにバックも「ドンケF2」というカメラバックを新調した。まったく、これじゃ、単なるカメラマニアだなぁ。ちなみに、この日の為というのは半分ホントで半分ウソです(笑)

 さて、話を元に戻そう。花坂から遊園地前は単なる遊歩道なので特に変化もなく、淡々と続いているだけなので退屈である。散歩のおじさんと、トレーニング中のランナーに出会ったくらいで、人気(ひとけ)もなく薄暗い道である。途中で加賀産業道路の下をくぐり、視界が開けるとそこは「憩いの森」という公園である。この憩いの森のなかに遊園地前はあったようだ。

遊園地前〜吉竹(1.0キロ)

 遊園地前の「遊園地」とは、この憩いの森の事を指す。当時、キャンプ場にボートにと計画された遊園地だったが計画倒れ。駅名に幻の「遊園地」が残され、普段は通過扱いの駅であった。駅周辺には人家もなく、通過は当然なのだが。しかし、廃線後に憩いの森として整備され、本物の「遊園地」が完成したのだが、時すでに遅し。皮肉なものである。

 憩いの森には東屋などが整備され、どうやらこの辺りに遊園地前の駅があったようだが、正確な位置は分からなかった。付近の池では釣りを楽しむ人の姿もあった。そのまま遊歩道を歩くことにする。憩いの森を過ぎた辺りから墓地や人家が見え始め、だんだん町に近付いてきた事を実感する。地図で場所を確認する。もう少しで吉竹の駅である。


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